福岡市生活支援事業所 株式会社天使の鈴 友の会

主旨

人はこの世に生を受けて、命をまっとうるす為に健康に生活したいと願っておられると思います。
天使の鈴友の会は皆様ひとりひとりの悩みやお困りごとを一緒に解決し、毎日の生活に欠かせない、医療・介護・食・住まいを安心して利用できるように、お役立ちになりたいと考えています。

目的

介護保険事業所(株)天使の鈴友の会は皆さまが快適な毎日を過ごして頂ける
ように、以下の事をサポート致します。

1. 介護保険外サービス
介護保険では対応出来ない介護サービスを致します。

2. 老人ホーム入居紹介
相談無料で老人ホームをお世話します。

3. 不動産の支援相談
売買、賃貸、空家対策及び相続に係る相談を無料で承ります。

4. 保険・年金などの相談
老後の資金を見直す為にファイナンシャルプランナーがお手伝いします。

5. 成年後見制度を弁護士等がお受けします。
遺言書作成管理や金銭管理を致します。

6. 生活支援サービス
生前整理・葬儀やご先祖供養などをお手伝いします。

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代表者について

ご挨拶

実母を介護する為に離職し、介護事業所を設立しました。
高齢者には毎日の生活に欠かせない、介護・食・住まいを安心して利用するために皆さま一人一人の悩みやお困りごとを一緒に解決するために天使の鈴友の会は役立ちたいと考えております。

永田 栄次郎プロフィール
代表者 永田 栄次郎
出身地 福岡市博多区
出身校 早稲田大学
経歴 1999年 キヤノン退職
2000年 天使の鈴設立
2022年 天使の鈴友の会設立
信条 まわりが幸せになる事を自分の幸せとする

介護事業を始めるきっかけ

なぜ、私が今の事業、しかも72歳という年齢で新しいチャレンジを始めたかというと、自分の体験した経験がきっかけになっています。
私は昭和24年(1949年)、福岡市中洲のど真ん中のお菓子屋「鈴屋」の5人兄妹の次男として生まれました。
終戦後、父は創業し、進物菓子を扱っていました。
飲み屋の女性に男性客がプレゼント用に買ったり、お店がお客さん用に買ったりと、それは深夜まで忙しかったです。店は両親2人で切り盛りしていましたので、私も小学生の頃から門前の小僧で店を手伝っていました。
親にどこかに連れて行ってもらったことがないので、友達が羨ましかった記憶があります。

家業を継がずにサラリーマンとして就職

両親がやっていた店は私が中学生の時に閉店します。
近くにダイエーの前身「主婦の店ダイエー」が福岡に進出し、お菓子の安売りが始まったため、売り上げが激減し、店舗を売却しました。その後、父はいろんな商売を始めました。

とにかく親の商売は継ぎたくない、という一心で勉強し、早稲田大学に進学。
卒業後はキヤノンに入社しました。
横浜営業部の課長を務めていた平成10年(1998年)のある日のこと、友人が写真週刊誌のページを指して「こんなことも起きるんだ」と言うので読んでみると、父の名前が出ていました。
驚いて実家に電話してみると、父が接待を受けた大相撲九州場所観戦で大けがを負ったということを知りました。
水戸泉・霧島の一番で砂かぶり席に座っていた父の上に力士が倒れ込んだということでした。

父の怪我と母の認知症の始まり

父は審判員の後ろに座っていたのですが、審判員がよけてしまって…。
父は骨盤骨折という大けがを負い、その看病に疲れた母に認知症の症状が出てきました。

その当時の私は認知症の知識が全くありませんでした。
今考えると、母は認知症レベル4だったと思います。

兄妹全員が福岡を離れていて誰が両親の面倒を見るか…。
両親と一番仲が良かった私が大企業の安定した高収入を捨てて福岡に帰ることになりました。
あの頃に、今のように介護離職をしなくていい仕組みが出来ていれば…とも思います。
会社を辞めて実家に戻ったのは1999年、皮肉にも翌年の2000年から介護保険制度が始まりました。
もっと早く制度が出来ていれば職を辞める必要はなかったかもしれないとも思いますが、その当時はその選択しか考えられませんでした。

大企業の安定した身分と親の面倒を天秤にかけ、かなりのジレンマを抱えましたが親への想いを優先させました。あのまま会社にいたらもっと年金をもらえたかな、とも思いますが、それは仕方がないことです。

自分の体験を活かして介護の道を選ぶ

1999年に、私は会社を退職して、両親の介護をするという究極の選択を迫られた訳ですが、私と同じように多くのジレンマを抱えながら介護離職を迫られている人はたくさんいらっしゃると思います。
そうした人たちにもっと介護保険、サービスを知ってもらいたい…。
と、今の会社を立ち上げるきっかけをいただきました。
父は私が帰ってしばらくして亡くなり、母はその3年後に施設で静かに息を引き取りました。

私は福岡に帰って翌年には起業。ベッドや車いすなどの介護用品のレンタル事業を買収して始めたのですが、前職が0A機器担当だったのでちょっとした機械は理解でき、スムーズなスタートを切れました。
しばらくして介護保険関係を業務としていた会社が廃業するのを機に顧客を継承して参入し、2021年にそれまで抱えていた他社にレンタル事業を譲渡して第2の創業期に入ったことになります。
ハードはありますから誰でも利用できます。
しかし、介護保険、サービスを利用する人たちが困っている時に手を差し伸べられるかというソフトがこれから求められるし、日本の介護に重要になってくると思います。

天使の鈴が聞こえる限り

介護問題を抱える誰もが相談できて、的確なアドバイス、紹介を受けられる「天使の鈴 友の会」というモデルは、これからますます進んでいく高齢社会とその介護という深刻な問題を解消できる新しい社会保障のあり方になるかもしれません。
同時に介護に関わる人材の待遇改善にも期待できないだろうか?とも考えています。
従来の介護制度では予算が決まっているので、その枠内で運営しなければならないため、どうしても待遇は頭打ちになり、人材が離れていっています。
そこに民間サービスが参入すれば、すそ野が広がり人材が活躍する場も創出されるという期待が持てます。
また、供給量が増えれば単価も下がり需要も増えるという好循環が生まれます。
介護や看護など人の命にかかわる仕事は社会には欠かせませんが、儲かる分野ではありません。
それに関わる人たちの縁の下の力持ち的な存在が社会を支えています。
そうした人々がいることで社会が成り立っていることを我々はあらためて認識すべきではないでしょうか?

利益優先ではなく困ってる人に寄り添いたい

私は長年ビジネスマン、経営者として歩んできたのでビジネス感覚も持ち合わせています。
注目されれば大手が参入しようとするでしょうが、地域の細かい対応はできませんし、お年寄り1人ひとりでニーズが違いますから対応できないでしょう。
やはり、身近な我々のように細かい対応が求められています。

天使の鈴友の会を設立してから賛同の輪が広がっています。それぞれが独立していて、それが手を結んで共同購入やビジネスモデルの共有化を進めています。
一種のボランタリーチェーンに近い形態を想定しています。
両親の介護に悩み苦しんだ体験を経て、人々が介護で苦しまないように助けたいという純粋な思いが私の原動力になっています。
何よりもお年寄りをいたわる気持ちがないとできません。
利益優先ではできない分野です。
国が手の届かない介護の空隙、或いは本当に求められている介護の形。

天使の鈴が鳴れば、親身になって救う。
遅咲きの起業かもしれませんが、私に天使の鈴の音が聞こえる間は
現役としてやっていくのだろうなと思っています。